未だかつてない”4K×アート”の「蠢く」映像体験。
生の芸術アール・ブリュット絵画を4Kカメラで映し出し人類が肉眼では体験し得ない摩訶不思議な精神世界へ導きます。個性あふれる筆致で描かれた複雑怪奇な絵の中に迷い込む大冒険をお楽しみください。
【展示概要】
▼タイトル:「アール・ブリュット⇄キノグラース「蠢画」(SHUN GA)
▼作家名:辻智彦
▼日時:2020年11月17日(火)〜11月22日(日)
▼時間:10時~19時(最終日は17時まで)
▼入場料:1,000円(11/20、21の17:00以降はワークショップ開催の為、別途1,000円 入場制限有)
▼公式HP:https://www.hicross-artbrut.com
【期間中開催イベント】
▼11月17日(火) 17:30~18:30 オープニングトーク(web同時配信)
<アールブリュットとドキュメンタリー>
▼撮影・照明実践ワークショップ(web同時配信)
第1回 人物編 11月20日(金)17:30〜19:00
第2回 事物編 11月21日(土)17:30〜19:00
全2回 各回定員あり 別料金1,000円/1回
<ムービーカメラと照明機材を使って目に見えないものをあぶり出す>
講師:大久保礼司(照明技師)+辻智彦
▼11月22日(日) 15:30〜16:30 クロージングトーク (web同時配信)
出演:辻智彦他
【作家PROFILE】
辻智彦(つじともひこ)
1970年
和歌山県和歌山市に生まれる。
1990年
日本大学芸術学部映画学科監督コース在学中、沢山の映画を見ているうちに
偶然とあるドキュメンタリー映画に出会い、その中でのカメラワークに衝撃を受ける。
カメラで描けることの可能性の大きさ、深さに衝撃を受け、
監督志望から一転、ドキュメンタリーキャメラマンを志す。
1993年
大学卒業後、テレビドキュメンタリーを多く手がける制作技術会社に入社。
個性的な多くのドキュメンタリーキャメラマンの助手を務め、
インド、北極、中東など極地での過酷な撮影に連れ回される。
助手時代の約3年間に仕事で訪れた国は20カ国を超えた。
1998年
フリーのドキュメンタリーキャメラマンとして独立。
フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」において、
若いカメラマンを探していたディレクターに抜擢される。
右翼、暴走族、風俗嬢、ホームレスなどのリアルな現実に潜入して撮影、体験する。
1999年
『ザ・ノンフィクション』の撮影を見て驚き、
連絡してきた現代美術家の大浦信行氏と出会い意気投合。
前衛的ドキュメンタリー映画『日本心中』の撮影を引き受ける。
この作品の撮影により、第11回JSC賞審査員特別賞を受賞。
2001年
『ザ・ノンフィクション』の撮影スタイルに興味をもったプロデューサーより連絡があり、
紀行ドキュメンタリー『世界の車窓から』の撮影クルーに参加することになる。
以後約15年間、メインスタッフとして毎年1年のうち約1〜2ヶ月、海外での撮影に参加。
主に東欧・ロシアとアジアの国々20カ国以上の撮影を手がけた。
2002年
『日本心中』を見た故・若松孝二監督からラブコールを受け、
若松監督7年ぶりの劇映画『17歳の風景』(’04)の撮影監督に抜擢される。
以後若松監督と『実録・連合赤軍』『キャタピラー』『千年の愉楽』など、
2012年に亡くなるまで約10年間、全ての作品でコンビを組んだ。
2009年
『実録・連合赤軍』の撮影により、
第52回三浦賞(新人賞)、第63回毎日映画コンクール撮影賞、
第63回日本放送映画藝術大賞優秀撮影賞などを受賞。
2010年
『キャタピラー』公開。
ベルリン映画祭で日本映画として38年ぶりの最優秀女優賞受賞が話題となり大ヒット。
おおさかシネマフェスティバル撮影賞受賞。
2011年
映像制作技術会社、株式会社ハイクロス シネマトグラフィを設立。
以後、ドキュメンタリー撮影のみならず、
企画、プロデュース、演出、美術キュレーションなども手がけている。
作品歴(無印は撮影担当)
・主なテレビ番組
『ザ・ノンフィクション ハナエゆれる』 2012年 フジテレビ *企画・演出・撮影
『ザ・ノンフィクション 富士山は見ている』 2014年 フジテレビ*制作・プロデュース演出・撮影
『ザ・ノンフィクション ウィリアムズ症候群』 2017年 フジテレビ*制作・企画プロデュース・撮影
『体感トラベル 瀬戸内芸術祭』 2018年 NHK総合
・主な劇場公開映画
2010年 監督:若松孝二『キャタピラー』
2010年 監督:白石和彌『ロストパラダイス・イン・トーキョー』
2012年 監督:若松孝二『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』
2013年 監督:若松孝二『千年の愉楽』
2016年 監督:東陽一『だれかの木琴』
2018年 監督:白石和彌 『止められるか、俺たちを』
*製作・撮影
2019年 監督:大森立嗣『タロウのバカ』
2019年 監督:大浦信行 『遠近を抱えた女』
*製作・撮影
2020年 監督:大森立嗣『MOTHER
・主なキュレーション
『アール・ブリュット 動く壁画』
2018年2月3日〜3月18日*アートミュージアムNO-MA
・主な受賞歴(個人賞)
1997年 キリンコンテンポラリーアワード97 優秀賞 『A SHORT TRASH VIDEO』の作家として
2009年 第63回日本放送映画藝術大賞優秀撮影賞 『実録・連合赤軍』の撮影監督として
2011年 おおさかシネマフェスティバル2011撮影賞 『キャタピラー』の撮影監督として
2019年 Docs Without Border Film Festival優秀撮影賞 『遠近を抱えた女』の撮影監督として
2019年 Short to the Point最優秀実験映画賞 『Fallin』の作家として
他多数