2020 11

【11/3-8】鹿野貴司写真展「身延山」

子供の頃、千葉にある父の実家へ帰省すると、
カメラ好きの祖父が撮影した写真を眺めていた。
ひときわ大きな額に入れて飾られていたのが
七面山のご来光、そして身延山の枝垂桜だった。

時が過ぎ平成15(2003)年、仕事で身延山久遠寺を訪れた。
それは初めてなのに懐かしい体験だった。
祖父の写真で見ていた影響もあるだろうが、山あいに門前町が続き、
さらに菩提梯を登ると涅槃のごとく伽藍が広がる光景が
日本人としての心を呼び覚ましたのだと思う。

そしてそれ以上に、総本山という格式の高い寺院でありながら
フレンドリーというべきか、ファンキーというべきか、
明るく快活なお坊さんたちにカルチャーショックを受けた。
そんなお坊さんたちと深く長い付き合いが続き、
気がつけば10年以上も総本山の公式写真を任され、
昨年からはインスタグラムまで仰せつかるようになった。
僕に頼むくらいだから本当にファンキーなのだと思う。

今回展示する写真は、そのインスタグラムのために撮影したものが中心だ。
コロナ禍で身延山でも多くの法要や行事が中止、
あるいは規模縮小を余儀なくされ、参詣客や観光客も激減している。
そんな状況の中、多くの人たちに身延山を知っていただきたい、
そして足を運んでいただきたいという趣旨から、この写真展が実現した。

【写真展概要】
▼タイトル:身延山
▼作家名:鹿野貴司
▼日程:2020年11月3日(火)〜11月8日(日)
▼時間:10時~19時(最終日は17時まで)
▼入場料:無料

【作家PROFILE】

鹿野貴司(しかのたかし)

1974年東京都生まれ、多摩美術大学映像コース卒業。
さまざまな職業を経て、フリーランスの写真家に。
広告や雑誌の撮影を手掛けるかたわら、
埼玉県立芸術総合高校や日本大学芸術学部写真学科で非常勤講師を務める。
公益社団法人日本写真家協会会員。

主な写真展
2003年 「Tokyo Sunny Day」 コニカミノルタプラザ
2009-2010年 「甦る五重塔 身延山久遠寺」 キヤノンギャラリー銀座など
2010年 「Beijingscape」 エプサイトギャラリー
2012年 「感應の霊峰 七面山」 コニカミノルタプラザ
2016年 「山梨県早川町 日本一小さな町の写真館」 新宿ニコンサロン
2017年 「たけたのひと、たけたのいろ。」 TAKETA ART CULTURE 2017
2018年 「しましま」 GLOCAL CAFE IKEBUKURO
2020年 「明日COLOR」 ルーニィ247ファインアーツ
2020年 「#shibuyacrossing」 ソニーイメージングギャラリー銀座

写真集
2010年 「甦る五重塔 身延山久遠寺」 平凡社
2013年 「感應の霊峰 七面山」 平凡社
2016年 「山梨県早川町 日本一小さな町の写真館」平凡社