人々の祈る姿と向き合ってきたのは、
ヒトが神を、あるいは超越した何らかの存在を心に描き、
一心に向き合うことで、裸の自分自身をさらけ出し、
心を開いて自身と率直に向き合っている姿であることに気づかされたからだ。
ヒトが何百年、何万年と続けてきたさまざまな祈りのかたち。
一つ一つと真摯に向き合い、脳裏に焼き付けながら、カメラを向けてきた。
色褪せることのないその情景をこの一冊にまとめる。
『QUEST 下巻 – 祈り –』
【展覧会情報】
▼タイトル: PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION展『QUEST 下巻 – 祈り –』by 野町和嘉
▼作家:野町和嘉
▼日程:2025年10月28日(火)〜11月2日(日)
▼時間:10-19時、最終日は17時まで
▼入場料:無料
▼ギャラリートーク:2025年11月1日(土)19:00~定員各回25名・参加費500円ワンドリンク付き
申し込み開始は10月13日(月・祝)10時から下記リンクより受付いたします。
作家プロフィール
野町和嘉(のまち かずよし)
1946年、高知県生まれ。杵島隆に師事した後、1971年にフリーの写真家となる。1972年のサハラ砂漠への旅をきっかけとして、ナイル川、エチオピアなど、アフリカを広く取材する。1980年代後半からは、過酷な風土を生き抜く人々の営みと信仰をテーマとして舞台を中近東、アジアに移し、長期の取材を続ける。2000年代以降は、アンデス、インドなどを中心に取材を続ける。『サハラ』、『ナイル』、『チベット』、『メッカ巡礼』、『地球巡礼』など、多くの写真集が国際共同出版される。ローマ、ミラノ、台北、東京ほかで『聖地巡礼』展を開催。土門拳賞、芸術選奨文部大臣新人賞、日本写真協会国際賞など受賞多数。2009年、紫綬褒章受章。日本写真家協会名誉会員。
